サクタのデブリ

社会不適合者の独り言

浪人のこと

就活の準備はまだしていない。さすがにそろそろまずい。

さて、この記事が書きたくてブログを作ったようなフシがある。
浪人した私だが、結論から言えばこんなもんは無駄だった。

浪人した理由としては、大した学力も持たない私に父親が「現役では◯◯レベルでは許さない(学費を出さない)」と宣言したからである。
この宣言により「えっそれはとりあえず今年は諦めて来年空白の1年を過ごした後◯◯レベルに入れということですか」と判断した。
◯◯レベルより上は合格できる見込みはあまりなく、受かれば儲けものというぐらいのモチベーションだったのだ。
受験期直前のこの宣言でかなりやる気と危機感を失ってしまい、この年の受験は全て落ちた。
父親に責任をなすりつけるわけでもないが、見込み違いだったのだ。私は1年間与えられたからといって学力が上がるような人間ではなかったのだ。
私自身も内心「1年あれば学力も上がるかもな」と思っていた。 「自分はやればできる」と思っていた、心の隅で。見込み違いなのだ。

まず予備校に通ったが、10月までは趣味に時間を使った。夜の睡眠時間は5時間ぐらいで、予備校で寝てしまっていた。
そして10月以降は「受験も近いしやめなきゃな」と思って実際趣味は控えたが、代わりにその時間全て寝た。
その結果がこれだ。

現役時センター英語 126
浪人時センター英語 106

下がった。
他の教科はなんか知らんが上がったが、一番勉強していたつもりの英語が下がった。
しかもこれ偶然とかではなく、受験直前のセンター形式模試では何度受けても50~60点を維持するレベルでこじらせており、本番はむしろ良い方なのだ。
それなりに努力してるつもりだったが、結果が全て物語っている。努力してなどいなかったのだ。
私はこれをきっかけとして人生を完全に諦めた。自分が努力できないのを実感した。「やればできる」私はいなかったのだと。

結局受験の結果としては現役時より危機感とやる気があった分マシになり、◯◯レベルよりギリッギリで微妙に高い偏差値の大学に合格した。(浪人時は◯◯レベルでも構わないと言われていたが)
危機感とやる気があれば現役時でも受かっていたような気がするが落ちている事実があるのでまあ少なくとも運がよかったと言えるんじゃないだろうか。

よく、浪人をして「その1年はつらかったが良い経験になった」とかいうやつがいる。
あれは浪人したことを正当化し、間違いじゃなかったと自分に言い聞かせるための言葉だ。
良い経験ってなんだ。何もないぞ。浪人したこと自体には何もない。もしかしたら浪人中に何か新しいことに手を出し、良い経験をしたやつもいるのかもしれない。だが浪人でなくてもやれたことだろう。
浪人は何も良いことはない。現役で受かった方が間違いなく良い。
浪人だからどうこうという程のデメリットは特に無いが、受験生という立場が更に1年延びるのは本当にキツい。実際の生活は何もキツくないのに精神だけがキツい。

悪いことは言わない。
良い経験なんてそこにはないから、避けられる浪人は避けろ。